US to Donate 500 Million Doses of Pfizer’s Vaccine
The US government has purchased and will donate 500 million doses of Pfizer’s Covid-19 vaccine to lower-income countries and the African Union, sources familiar with the matter revealed.
■チェック
・donate ~を寄付する
・dose (薬の)1回分
・Pfizer’s (Covid-19) vaccine
ファイザー製(新型コロナウイルス)ワクチン
・purchase ~を購入する
・lower-income countries 低所得諸国
・(the) African Union アフリカ連合
・sources familiar with the matter 事情に通じる関係筋
■対訳
「米、ファイザー製ワクチン5億回分を寄付へ」
米国政府はファイザー製の新型コロナウイルスワクチン500億回分をすでに購入し、低所得諸国とアフリカ連合に寄付するという。事情に通じる関係筋が明らかにした。
■訳出のポイント
dose は
飲み薬などの 「服用量」 「1回分」 「1服」
を意味する名詞。
今日の記事では、
ワクチン(注射)の 「1回分」
を指しています。
つまり、
500 million doses of Pfizer’s (Covid-19) vaccine で
「ファイザー製(新型コロナウイルス)ワクチンの500億回分」
ということですね。
purchase は
意味的には buy と同義で
「(~を)買う」 ですが、
より正式で固い単語となっています。
日本語の 「購入する」
に近い動詞として捉えておきましょう。
今日の場合は、
has purchased と現在完了形で使われているので
「(すでに)購入した」
というニュアンスになるわけですね。
income は
【in- (中に)+ come(来る)】という成り立ちで
「入って来るもの」の意。
ここから
定期的な 「収入」 「所得」
を意味する名詞となっています。
そこで、
lower-income は
「より低い所得の」 → 「低所得の」 「低収入の」
という形容詞です。
lower-income country だと
「低所得国」。
今日の場合は
lower-income countries と複数形なので
「低所得諸国」
というわけですね。
source は
物・事の 「源」 「源泉」 「根拠」。
ここから、
情報などの 「出所」 「拠(よ)り所」 「原典」 「典拠」
という意味でも使われる単語となっています。
英文の報道においては、
しばしば sources と複数形で
情報の 「発信元」 「情報源」 「消息筋」 「関係筋」
という意味で登場するので注意しましょう。
ここでは
sources familiar with the matter で
「その問題をよく知っている関係筋」
「事情に詳しい(通じる)関係筋」
という言い方になっています。
バイデン米政権は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチン5億回分を購入。
ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み 「COVAX」 を通して、92カ国の低所得国とアフリカ連合(AU)に対して、年内に2億回分、来年上半期に3億回分を寄付すると言います。
関係筋によると、バイデン米大統領はこの計画を、英コーンウォールで開催される
G7 summit 「主要7カ国首脳会談」
に合わせて、発表する予定だということです。
■編集後記
英国でG7が始まりますね・・・バイデン政権にとっては、ワクチン500億回分の寄付を含めて、トランプ氏の「アメリカ第一主義」から、世界の民主主義のリーダーとしての米国復帰をアピールする舞台になるのでしょうか・・・
今日の動画
https://youtu.be/OvnQIq2LCbw
昨日の動画(マクロン平手打ちくらう)
https://youtu.be/OvnQIq2LCbw
(裏)それにしても暑さの質が、梅雨を通りこして、もはや夏ですね・・