US Delivered Formal Response to Russia over Ukraine Crisis
The United States gave the Kremlin a formal written response to its demands to resolve the Ukraine crisis on Wednesday.
■チェック
・deliver (one’s) formal response 正式な回答を行う
・Ukraine crisis ウクライナ危機
・(the) Kremlin ロシア政府
・demand(s) 【名詞】要求
・resolve ~を解決する
■対訳
「米、ウクライナ危機をめぐりロシアに正式回答」
米国は水曜日、ウクライナ危機を解決するために出されたロシア政府の要求に対して、正式に書面で回答した。
■訳出のポイント
deliver は
手紙、小包、品物などを 「配達する」 「届ける」
という意味の動詞としておなじみですね。
物だけではなく
伝言、回答などを 「届ける」 → 「伝える」
というニュアンスでもしばしば使われるので、確認しておきましょう。
今日のタイトルでは
deliver (one’s) formal response to ~
「~へ正式な回答を届ける」 → 「~に対して正式な回答を行う」
という表現として登場しています。
ちなみに、response は
「反応」 「反響」
という意味でもよく使われますが、
元来は、
質問などに対する 「応答」 「返答」 「回答」 の意です。
answer と同意でより堅い語と考えてよいと思います。
そこで、
formal response は
「正式な回答」、
本文の
formal written response は
「正式な書面(による)回答」
というわけです。
Kremlin は
ロシアのモスクワにある 「クレムリン宮殿」。
the Kremlin とするのが通例です。
旧ソビエト連邦時代には共産党中枢が、現在はロシア連邦の大統領府や大統領官邸が設置されているため、
「旧ソ連政府」 「ロシア政府」
の代名詞として用いられています。
the White House 「ホワイトハウス」 「米大統領官邸」 が
「米政府」 の代名詞となっているのと同様ですね。
ウクライナ国境付近に数万人の部隊を終結させているロシア。
約1ヶ月前に安全保障をめぐる一連の要求を米国に提示していました。
それに対し米国が26日、文面で正式回答を行ったというニュースでした。
米国は回答にあたり、ウクライナおよび欧州同盟国と見解を調整した上で、
NATO = Birth Atlantic Treaty Organization
「北大西洋条約機構」
における
open-door policy 「オープンドア政策」「門戸開放政策」
に変更はないとして、
ロシアのウクライナの NATO 非加盟確約の要求を拒んだ形です。
両国とも今後も協議を続ける旨は表明していますが、ウクライナをめぐる緊張はまだ続きそうですね。
■編集後記
ウクライナ情勢ですが本格的に動きが見られるのは2月下旬、冬季オリンピックが終わってからか・・・サッカーW杯、2点を挙げて勝ちましたが、先取点を取ったあと、なかなか2点目が決められず、もう少し早めに選手交代をしたほうが良かったのかな、と結果論ですが思いました。来週火曜日のサウジアラビア戦、勝ってほしいです!
今日の動画
https://youtu.be/ejwX77ur8QM
(裏)昔通販で買った電気圧力釜、2回くらいしか使ってなかったが、別の通販番組をみて使ってみようと思いました(笑