WHO Declares Monkeypox a Public Health Emergency
The World Health Organization has declared the expanding monkeypox outbreak a public health emergency of international concern.
■チェック
・WHO (=World Health Organization) 世界保健機関
・declare A B AをBであると宣言する
・monkeypox サル痘
・public health emergency 公衆衛生上の緊急事態
・expanding monkeypox outbreak 拡大するサル痘流行
・international concern 国際的な懸念
■対訳
「サル痘、WHO が公衆衛生上の緊急事態宣言」
世界保健機関が、サル痘の流行拡大について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態であると宣言した。
■訳出のポイント
declare は
【de-(完全に)+ clare(明らかにする)】
という成り立ちの語。
ここから、
国家、人などが 「~を宣言する」 「~を布告する」 「~を公表する」
という動詞です。
今日の場合は
2つの目的語をともなって
declare A B
「AをBだと断言する」 「AをBであると宣言する」
という形で登場しています。
そこで、タイトルの
declare monkeypox a public health emergency では、
A= monkwypox 「サル痘」
B= a public health emergency 「公衆衛生上の緊急事態」
なので、
「サル痘を公衆衛生上の緊急事態であると宣言する」
ということですね。
また、本文では
A = the expanding monkeypox outbreak
「拡大するサル痘流行」 → 「サル痘の流行拡大」
B = a public health emergency of international concern
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
となっています。
さて、この B の部分では、
a public health emergency [of] international concern
の [of] に注目してください。
この前置詞 [of] は、
後ろに名詞(…)をともない、
「…の性質を持つ」 「…という性質を持つ」 「…の」
という意味を表す 【記述】 の用法となっています。
例えば
a matter of importance だと
「重要という性質を持つ事がら」 → 「重要な事がら」
(= an important matter)
という具合ですね。
ここでは、
[of] の後ろの名詞は
international concern 「国際的な懸念」
なので、
「国際的な懸念の性質を持つ公衆衛生上の緊急事態」→
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
というわけです。
欧米などを中心に流行が起きているサル痘。
WHO は23日、最高レベルの警告である 「緊急事態」 を宣言しました。
サル痘については、今年に入って75の国と地域で計1万6000人以上の感染、5人の死亡が報告されています。
厚生労働省によると、集計が開始された2003年以降、日本国内でのサル痘感染は確認されていません。
しかし、このところは欧米だけでなく、韓国、シンガポール、タイ、台湾でも感染報告が相次いでいますね。
日本を含め、世界的に新型コロナの感染対策は緩和傾向にあり、国境を越えての人の移動は確実に増えています。
日本国内でサル痘感染が報告されるのも、時間の問題かもしれません。
■編集後記
コロナもまだ不気味な影を落としているというのに、また別の感染症の脅威が。。。人間と感染症(ウイルス)との攻防は、きっと永遠に続くのでしょう。しかし、サル痘のニュースが報じられてる度に、罹患者の皮膚の映像を流すのは本当に勘弁してほしい、と思うのは私だけではないはず・・・・かなり苦手です。。
80歳を越えた女性が英語でジョークを飛ばすくらいにまでなっています・・要チェックです。
https://www.ijkpz.xyz/t/etr6e.html
今日の動画
https://youtu.be/cG58I7KeQig
(裏)ケンタウロス、感染力が従来の60倍・・3年ぶりの大阪、めちゃ楽しかったです!