Naoya Inoue Becomes 4-Division Champ After Knocking Out Stephen Fulton
Naoya Inoue became a four-division world champion when he knocked out the WBC and WBO super bantamweight titleholder Stephen Fulton in the eighth round Tuesday night.
■チェック
・4-division champ (=champion) 【ボクシング】4階級制覇者、王者
・knock out ~にKO勝ちする
・super bantamweight 【ボクシング】スーパーバンタム級
・titleholder タイトル(選手権)保持者
・in the _th round 【ボクシング】_ラウンド(回)に
■対訳
「井上尚弥がスティーブン・フルトンにKO勝ち、4階級制覇」
火曜夜、井上尚弥がWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトンに8回KO勝ちし、4階級制覇を達成した。
■訳出のポイント
division の語源は
「分ける」という意味のラテン語 divisio。
ここから
「分けられた状態」「分割」「区分」
といった意味の名詞になっています。
また、
体重、技量、年齢別の「クラス」「級」「部門」
という意味合いでもよく使われる単語ですね。
今日の場合は、
ボクシングにおける「階級」「級」
を指しています。
super bantamweight division
「スーパーバンタム級」
という具合に使います。
今日の場合は
4 (=four)-division champion で
「4階級のチャンピオン」「4階級制覇者」「4階級王者」
となっています。
become a four-division champion だと、
「4階級王者になる」→「4階級制覇を達成する」
ということですね。
knock out ~ は
敵などを「殴り倒す」「打ち負かす」
という成句。
ここから、
ボクシングでは
「~をノックアウトする」
という意味で用いられ、
略して KO という用語が生まれました。
KO で
「ノックアウト」「KO(勝ち)」
という名詞、
あるいは
「~をノックアウトする」「~にKO勝ちする」
という動詞になっています。
例えば・・・
He was KO’d in the second round.
「彼は2回にKO負けした」
といった使い方をするわけです。
titleholder は
「タイトル保持者」「選手権保持者」、
日本語では「王者」
と訳すとしっくりくることも多い単語。
したがって
the WBC and WBO super bantamweight titleholder
の部分は
「WBC、WBO世界スーパーバンタム級王者」
となっています。
ちなみに、
WBC は
World Boxing Council 「世界ボクシング評議会」、
WBO は
World Boxing Organization
「世界ボクシング機構」
ですね。
25日夜、東京の有明アリーナで行われたプロボクシング、スーパーバンタム級の世界タイトルマッチ。
井上尚弥が WBCとWBO の2団体統一王者のスティーブン・フルトン(米国)に8ラウンド、テクニカルノックアウト勝ちを決め、
4階級制覇を果たしました。
井上選手は去年、バンタム級で4団体の王座統一を果たした後、1つ上のスーパーバンタム級に転向。
今回は新階級での初戦で、二つの世界タイトルを奪取した形です。
そして、日本男子選手としては、井岡一翔選手に続いて2人目となる4階級制覇を見事に果たしました。
■編集後記
井上尚弥・・・ケタ違いの強さですね!小柄な日本人が圧倒的なパワーで世界の強者を倒すのを見ると、やはり興奮してしまいます。ボクサーとしての30歳という年齢は、栄養学、身体科学などが進んだ現代では、これまでの経験と相まって、むしろこれから一番油が乗る時期なのかもしれません。それを期待したいです!
一度も留学経験なし、海外渡航経験なしで英語ペラペラが増えている理由・・
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(裏)4年ぶりに開催された「足立の花火」には77万人が押し寄せたとか・・・想像したくないですね・・