Japan Hit by ‘Potato Shock’
McDonald’s Japan has been temporarily suspending the sale of medium and large size French fries due to delays in shipments of potatoes from overseas.
■チェック
・(be) hit by ~に襲われる
・temporarily suspend 一時的に休止する
・French fries フライドポテト
・delays in shipments 出荷の遅延
・from overseas 海外からの
■対訳
「日本で『ポテトショック』」
日本マクドナルドは、海外からのジャガイモの出荷が遅延しているため、フライドポテトの M サイズと L サイズの販売を一時的に休止としている。
■訳出のポイント
potate shock 「ポテトショック」 は
1970年代に2度発生した
oil shock 「オイルショック」 「石油ショック」
をもじった言い方です。
「石油ショック」 では、原油供給のひっ迫により原油価格が高騰し、世界経済全体に大きな混乱をきたしました。
今日の記事の potate shock は
ジャガイモの海外からの供給が遅延したことで、日本のマクドナルドがフライドポテトの販売を一部休止する、という事態になったことを指しているわけですね。
temporarily は
「一時的に」 「仮に」 「しばらく」
という副詞。
今日の場合は
temporarily suspend the sale of ~ で
「~の販売を一時的に休止する」
という言い方になっています。
French fries は
ジャガイモを食べやすい大きさに切って、油で揚げた料理。
フランスが起源とされる(ベルギー説もあり)ため、
特に米国では
「フランス式の揚げたジャガイモ」という意味で
French-fried potatoes
あるいは
French fries
と呼ばれるわけです。
ちなみに、英国では
chips
という言い方が一般的です。
また、日本語の 「フライドポテト」 は和製英語ですが、
fried potatoes
でも文法的に間違いはなく英語圏でも意味は通じます。
ここでは
medium and large size French fries で
「M サイズと L サイズのフライドポテト」
となっています。
shipment はもともと
「船積み」 あるいは 「船積み荷」
を意味する名詞。
ここから
「発送(品)」 「出荷(品)」
という意味合いでも使われる単語です。
そこで、本文後半の due to … 以下は
「海外からのジャガイモの出荷の遅延が原因で」
「海外からのジャガイモの出荷が遅延しているため」
というわけですね。
コロナ禍による世界的な物流網の混乱が、大手ハンバーガーチェーン・マクドナルドのフライドポテトの販売に及んでいるという話題。
日本マクドナルドでは、北米からの原料輸入に遅延があるとして、24日から M サイズと L サイズのフライドポテトの販売を一時休止しています。
対象になるのは日本全国に約2900あるすべての店舗で、休止期間は1週間の予定ということです。
新型コロナの影響でコンテナ不足など世界的に物流網が混乱していることに加え、輸送の経由地であるカナダ西海岸の港近くで先月大規模な洪水が発生したため、原料の加工ジャガイモの輸入に遅れが出ているためだといいます。
■編集後記
メリークリスマス!ミスターローレンス。マクドナルドのポテト、揚げたては本当に無敵とも言える美味しさですが、身体にはよくないんだろうなぁ・・・と思いながらも時々ウーバーで注文するときは必ずポテトMサイズを頼んでいます・・
今日の動画
https://youtu.be/V0oP_eviNU8
(裏)昨夜録画した千原ジュニアのタクシー旅を見た。東尋坊での11万円のカニには驚きました。